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カーボンLSD

メタルLSDなのに音がしない!

【 サイレントLSDの特徴/オススメユーザー層 】
チャタリング音が発生しないので(※)、初めてのLSD体験にピッタリ
LSDがどの様なチューニングアイテムなのかという事からお付き合い頂けます。
従来の様なメタルLSDのチャタリング音を敬遠されている方も是非お試し下さい
サイレントながら適度なロックがあり、ロックの強すぎるLSDを嫌う方にピッタリ
全ての快適性を兼ね備えたカーボンLSD、しかし高すぎて手が出ないという方
適度なロック発生と操作性、静音性、そして安価なLSDを求められている方
カムリングの角度は2種類設定
1.5WAYのLSDでは45度と60度の二つ切りタイプ(共に1.5WAY)
2WAYのLSDでも45度と60度の二つ切りタイプ(共に2WAY)をセット、

最初は標準の45度仕様でお試しを、そして物足りなくなってくると60度へと変更する事で
強力な効きをご体験頂けます。(工場出荷時は標準45度で組立。)
(※)…無音化を実現するためには次の3項目をお守り下さい。

1:LSDオイルは弊社純正のLSDオイルをお使い下さい。
2:標準仕様=45度カム選択+8〜12枚プレート組み)でお使い下さい。
3:組み付け直後、、市街地20km程度の慣らし運転をして下さい。

⇒サイレントLSDの異音発生の外部要因として
・冷間時よりも市街地を10〜20分走った程度の温間時にロックが強まり異音が発生しやすい。
・車輌が軽量なほど異音が発生しやすい。
・最小回転半径が小さい車輌ほど異音が発生しやすい。

【 ATSサイレントLSDのサイレント技術 】
■クラッチプレートのサイレント技術
ATSの現行のメタルLSD用クラッチプレートは、焼入れ後に研磨しない状態=「焼き肌状態」でLSDケース内に込みこまれています。これは、焼き肌状態が最も理想的な摩擦特性を持つとともに、最も硬いために高い耐磨耗性能を有するためで、まさに最強のクラッチプレートと言えるでしょう。しかし、異音防止の観点からみると、改良すべき点がありました。

焼き肌状態の表面には、深さが0.003〜0.01mm程度のヒズミが、等高線で示すと図ように不規則に分布しています。このように凸凹状態の摩擦面が擦れ合うため、高い摩擦力を生み出すのと引き換えに、異音が発生しやすいという欠点も持っているわけです。この欠点を補うと同時に潤滑を確保する目的で、従来のATSメタルLSDでは外爪プレートに多数の放射状溝を設け内爪プレートに多数の同心円状の溝を設けています。

ATSでは、この従来のメタルLSDに対して静音化のために様々な方法を試してきましたが、このような凸凹の表面に対して化学処理あるいはショット加工などを施してもその効果は非常に短命に終わり、また、このヒズミを研磨で除去してしまうと摩擦面の潤滑と冷却に問題が発生じて、焼きつきや早期磨耗が起きることがわかっています。

ヒズミを除去するためにプレートを研磨して、なおかつ潤滑性能を確保する方法はないか…・。

ATSは試行錯誤の結果、LSD内部におけるオイルの動きに着目しました。LSD性能に大きな影響を与えるオイルは、遠心力により常にLSDの中心部から外周方向へと移動しようとしています。ATSは、静音化に際してこのオイルの性質をシュミレーションし、その結果、外爪プレートに形成していた放射状の溝を廃止することでその溝によるワイパー作用を無くして、摩擦面におけるオイルの適度の滞留を促すようにしました。
さらに、外爪プレートと擦れ合う内爪プレートには、回転中心からわずかに偏心させた点を中心とする多数の同心円状の溝を設けることで、油膜をカットすることなく連続的に徐々に外周方向に移動させることで内爪・外爪の両プレート全体を潤滑・冷却できるようにしました。これら2つの表面構造を持つクラッチプレートを摩擦させることにより次のメリットを得ることに成功しました。
>> 理想的なオイル潤滑実現【オイルスロースルータイプ・S型プレート】詳細案内

メリット1:
平面度が高まったことによって局部的に大きな面圧が発生することを半減させることで異音を低減した。
メリット2:
外爪プレートの放射状溝を廃止してオイルの滞留を増やすことで金属摩擦を減らして静音効果を高めた。
メリット3:
内爪プレートの同心円状溝で、油膜を切ることなくオイルを徐々に外周方向へ移動させることで潤滑性能を確保した。


【 カムリングのカム角度によるサイレント化 】
ハンドルを切ってアクセルを踏み込んでからデフロックに至るまでのLSDの反応時間は、イニシャルトルクとカムリングのカム角度に支配されています。レース・競技での速さと耐久性を最優先しているATSの標準的なカム角度は55度から60度ですが、レーシングスピードに耐えるほど速いデフロックの立ち上がりは静音化には不利となります。

ATSは、ひとつのカムリングに標準角度のカムと45度のカムを併設加工することで、この問題を解決しました。つまり、サイレントLSDの出荷時の標準カムは45度カムとしてLSDの起動を遅らせることでストリート使用での不用意なデフロックを抑え、その性能に物足りなくなったら60度(55度)カムに組み替えていただけるようにしました。

⇒ Φ109/Φ95系LSDのカムリングは45度+60度の組み合わせです。
⇒ Φ87/Φ82系LSDのカムリングは45度+55度の組み合わせです。


【 クラッチプレートの組み替えによるサイレント化 】
サイレントLSDはクラッチプレートを改良したことにより、非常にメリハリがありかつ強いデフロックを得ることに成功しました。このようなクラッチプレートがLSDに16から20枚内蔵されていますが、どのような車両に対しても静かなLSDであるためにはクラッチプレートの内蔵枚数を12枚にする必要があります。
サイレントLSDの最強仕様では16〜20枚以上内蔵されているクラッチプレートを、その並び替えをすることで12枚仕様に弱めて出荷します。このようにすることで、マツダロードスターのような最小回転半径が小さいライトウエイトスポーツカー用LSDでも確実な静音化が可能となりました。

100%性能時の仕様
(プレート全て交互に組んだ場合)
75%性能時の仕様/工場出荷時
(プレートが途中で2枚重ね)


【 サイレントLSDの仕様と効き具合の関係 】
LSDの効きを強くしたい時は、下記の表の要領で組み替えして下さい。
ただし、効きを強くするとそれだけ異音の発生確率は高まりますので、その点はご了承願います。


※効きの強さは、12枚45度カムから16枚、55/60度カムに変えたときの目安を数値化したものです。
※騒音の発生割合は、標準仕様のLSDから組替える際の目安としてお考え下さい。
※騒音の発生割合は、車種や道幅・経路・路面状態などによって大きく変化します。

【 サイレントLSDテストフィーリング(組み合わせ結果) 】
ATSデモカーS15シルビア&BNR34スカイラインGT-RにてサイレントLSDの標準仕様(45度カム+12枚仕様)を装着して100kmほど走行し音が発生していないことを確認。
・ドライ&ウェットともに音は全くしない。
・ロック感はそれなりで、効きに対する賛否は五分。

その後、最強仕様(60度カム+16枚仕様)を装着して300kmでオイル交換、600kmを越えて走行テスト継続中。
・はじめの600kmまではチャタリング音アリ。
・600kmを越えて音がしなくなるが、走行状況・場所によってイニシャルロックが強く掛かる。ドリフト専用デフトフォースLSD並に強く発生。

その後のテスト結果から、
・チャタリング音の発生が比較的穏やかであり、且つ適度なロック感を楽しめる仕様は60度カム+12枚仕様が最高のフィーリングである。
(ドライバーの個人差はありますが、複数名から好評を頂いています。)

●メタルLSDサイレントタイプ のラインナップ&価格設定について

【 サイレントLSD/取扱説明書 】
● 取扱内容を良くご確認の上、楽しいカーライフを!
これまでのテスト結果から取扱説明書に記載している性能表を作成しました。
各ショップ様・各ユーザー様がサイレントLSDを組替える際の技術的な指針となるべく作成したものです。
※ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問合せ下さい。


※ご覧頂くPDFファイルはカラー印刷ですが、
 実際の商品同梱取説はモノクロ印刷です。

ATSサイレントLSD
取扱説明書(PDF)





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