最速の26度CAM

Φ95系、Φ87系に2WAY26度CAMも新発売! (小売税別38,000円)

サーキット走行を愛する皆さまへ
今年もタイムアタックのシーズンが近づいてきました!「去年よりもっと速く走りたい」と願う方々にとって、画期的なカムをご紹介します!

確かな実績
すでに9台ものチューニングカーで実績をあげています。

実走行テスト1
実走行テスト2
実走行テスト3
S耐884号車

実走行テストの段階で、今まで使っていたカーボンLSDのカムをこの26度カムに変更した9台もの車両が初走行ですべて自己ベストタイムを更新し、中には3~5秒もタイムアップした車両も次々と現れました。なぜこのような劇的な効果が生まれたのかについて、このカムを開発したプロドライバー・木下みつひろ氏に下のコーナリング時の車の挙動を説明したイラストで解説していただきました。

まず、コースラインの違いですが、違いが出ると言うよりも、高イニシャルだから、進入時安定する為、ラインに自由度が増えます!なので、クルマのセッティングの違いや、コースレイアウトが変わっても 次元の高いレベルでコーナー進入出来ます。
イニシャルトルクが低いと、進入のブレーキングでリアが不安定になり急激なオーバーステアになりますが、高イニシャルトルクのカーボンLSDは、安定しているので進入のブレーキポイントも遅らせる事が出来ます!コース立ち上がりではFRだと、アクセルを開け始めた瞬間からリヤタイヤのグリップと相談しながらアクセルを踏みます。しかし、今回のカーボンLSDは、常時高イニシャルである上に 26度のカムになっている為、高回転までマイルドにLSDが働き、アクセルを踏み始めから、全開までタイヤのグリップを損なう事無くトラクションが掛かるようになります!それで、ラインの違いと言うよりも、自由度が高まり、レース、タイムアタックでトラクションが飛躍的に向上するため タイムアップします。ATSのカーボンLSDだから、高イニシャルでも進入で邪魔をせずに、安定感も出る!
(木下みつひろ)

26度カムの組替え方法

カムリングはLSDのまんなかにありますので、どうしてもLSDを分解しないといけません。
分解の前に、イニシャルトルクを測定するためのツールが必要です。
1.LSDの左右に差しこむスプラインシャフトが2本。
2.1本のシャフトはバイスに固定できること。他の1本にはトルクレンチが接続できること。
3.LSDを固定するためのバイス。
4.LSDオイル
5.後ほど説明するシム。
その他にもいろいろな工具が必要ですので、ショップさんにお任せするのがベストです。

FR車の場合は、デフキャリアからLSDを取出して、そのLSDを分解してカムを取り替えます。
同じLSDをデフキャリアから出して、それをまた入れる(組み込む)のですから、バックラッシやプリロードはバラす直前と変わらないハズです。それでよければ、未調整でOKです。

カムを換えてLSDを組む時にイニシャルトルクを調整する必要があります。
26度カムを使うときは、高いイニシャルトルクにセットする必要があるからです。
なぜかと言いますと、イニシャルトルクを高くしてコーナリング中の車の安定やアクセルレスポンスを格段に高めるためです。
ATSのカーボンLSDはイニシャルを高くしてもアンダーステアが発生しませんから、遠慮なくイニシャルトルクを上げてください。


小売価格(税別) ¥2,000/枚

イニシャルトルクを高めるために重要な部品がシムです。
シムは下図の位置に挟み込んでください。

シムは一度に何枚も組み込むものではありません。
一枚ずつ組んではイニシャルを測定し、まだ低ければさらに1枚を追加してイニシャルを測定する。
という具合にやります。
シムは、カムリングに対して左右対称に増やしていきます。
片方だけに1枚いれるのはOKとしても、2枚も3枚も片側だけに入れていくのはやめてください。
それをすると、LSDの発熱、ギヤの破損などの恐れがあります。

【LSDの分解組立】
1.分解したら、元にもどせるようにばらした部品を並べておく。
2.分解した部品はすべて洗浄する。
3.LSDオイルをつけながら組み立てる。
4.イニシャルトルクを測定する。

イニシャルトルクが20から30kgmの間になるように調整します。これで組替えは完了。