TEMPER SHOT - 従来のショットピーニングには出来ない高強度ショット処理 -


>> テンパーショットの納期について >> ※ 必ずお読み下さい ※

■ テンパーショット施工例

- ドライブシャフト -
レースや競技、ドラッグレースなどエンジンパワーとタイヤのグリップの狭間でとてつもない負荷とストレスを受け耐えているのは何もギヤだけではありません。ドライブシャフト関連にも想像を遥かに越えた負荷が掛かり、それに耐えられなくなったときにシャフトがねじれたり、最悪の場合は折れて走行不能に陥ったりします。
ドラッグレースに限らずどんな競技でもそうですが、この折れるというトラブルは非常に危険であり、これが原因でクラッシュや大怪我をする恐れもあります。
- 等速ジョイント -
(アウターレース&インナーレース/ケージ)

等速ジョイントは矢印[3]~[5]までセットでテンパーショットをすることで強靭なジョイントとしてご利用頂けます。

部分的な処理だけにすると、例えばインナーレース/矢印[4]にショット処理で硬くして、対面するアウターレース/矢印[3]が未処理で弱いままだと駆動時に負荷が掛かった際に押し負けてしまい割れてしまう恐れがあります。(破損事例#2参照)
これを防ぐにはアウターレース/矢印[3]も内側からテンパーショット処理をし、ケージ/矢印[5](内側・外側)も併せて処理をすることをオススメします。
※ジョイント内のボールは処理をしません。
- サイドフランジ&メンドラ -
(スプライン部分/シャフト本体)

シャフトの場合、集中して疲労破壊が発生するのは左写真の矢印[1]が指す部分です。
どんなシャフトでもこの様にスプライン部分との境目で『ねじれて破断』というトラブルが起きるため、テンパーショット処理をする場合はそこ(矢印[1])を重点において対応します。

矢印[1]を強化することで、今度は力の逃げ場が矢印[2]に及ぶこともあります。
しかし、ここは材質や形状/サイズによって破断し易い場合と破断しない場合がありますので、同時に処理をした方が良いかどうかはサイドフランジの材質や形状、走行環境に応じて判断をする必要があります。ご注意下さい。

■ パーツ破損例/テンパーショット未処理

(#1)
(#2)
(#3)
(#4)

■ テンパーショット価格表:セット処理 (等速ジョイントセット)

※A…等速ジョイントセット

左からアウターレース、ケージ、インナーレースの3点を処理します。
● ドライブシャフトで多い破損トラブルは【A】部分の等速ジョイントです。
● ミッション側の等速ジョイントの破損件数は少数、しかし【B】部分(フランジ根元)の破断報告が有り。
● タイヤ側の【B】部分(スプライン根元)もテンパーショット処理をすることをオススメします。
【対象部品名(※A)】
等速ジョイントセット
アウターレース、ケージ、インナーレース3点セット
処理内容 処理数 本体価格
税抜
ドライブシャフトの片側
だけで1セット扱いです
1セット 25,300
※シャフト両端の等速ジョイント(2ヶ所)をテンパーショット処理する場合、
処理数は2セット扱いになりますのでお見積時はご注意下さい。
※ジョイントボールは処理しません。

■ テンパーショット価格表:単体処理 (ドライブシャフト/サイドフランジ/メンドラなど)

【対象部品名】
ドライブシャフト(輪部)/サイドフランジ/メンドラ(スプライン部分)など
【大きさの制限(※A)】
処理軸系50mm以内
処理寸法
(※B)
処理数 本体価格
税抜
長さ 100㎜マデ 1ヵ所 19,000
200㎜マデ 1ヵ所 38,000
300㎜マデ 1ヵ所 50,600